MUSCA

about product company contact

MUSCAとは

今回、私たちが実用化に成功し、世界の食糧危機解消の重要な鍵になると考えているのが、イエバエ(英語名: Musca domestica)です。イエバエは、私たちの希望となる大いなる可能性に満ち溢れています。

究極の循環システム -MUSCAシステム-

50年に及ぶ研究期間を経て、当社独自の特殊なイエバエ幼虫を使った循環システムが、遂に実用化しました。MUSCAシステムは、宇宙での排泄物処理と食料への転換を目指したロシアの研究技術を応用した技術で、今まで堆肥となっていた家畜糞や加工残渣(溶解や濾過などのあとに残った不溶物)から、高品質の有機肥料と飼料を100%リサイクルすることに成功しました。

生産された有機肥料は主に農作物栽培に、飼料は畜産業や養殖業などに使われます。その後に新たに出た家畜糞や、生産物(肉、野菜、魚など)の加工残渣は再び、有機肥料や飼料の生産に使用します。

MUSCAシステムにより、天然資源の枯渇を防ぎつつ、人口増加によりこれからさらにニーズが拡大していく畜産業や漁業、養殖業などを支えるために必要不可欠な、有機肥料や飼料の継続的な確保が可能になったのです。

世界でも類を見ない革新的アプローチ

当社で使用しているイエバエは、旧ソビエト連邦で研究が始まって以来、半世紀もの間、1,200世代に渡って品種改良され続けてきました。普通のイエバエよりも成長速度が速く、高密度で飼っても死ににくく、また一度に大量の卵を産卵する、いわばイエバエ界のサラブレッドと言えます。

従来は、家畜糞を堆肥化するのに2~3ヵ月を要していましたが、この特殊なイエバエの登場によって、1週間という短期間での堆肥化に成功しました。

トレイに家畜糞を敷き、その上にイエバエの卵を植えつけます。70%もの水分を含む家畜糞は、3日後にはしっとりとした顆粒状になり、5日後には乾燥してサラサラの状態になります。

トレイは、室温30度、湿度70%に保たれた処理室の中で室内管理します。

卵は8時間後には孵化して幼虫となり、働き出します。幼虫は家畜糞に含まれる有機物を食べて消化、酵素分解することで、家畜糞を良質な有機肥料に変換します。ある程度成長すると、自ら家畜糞の外に這い出て、下部に設置した幼虫受けに落ちます。このようにして、人手や処理工程を介さずに幼虫と肥料を分離します。

6~7日で処理プロセスが終了します。幼虫の出す消化酵素には殺菌効果があり、汚臭の原因菌を殺菌することで、堆肥化の際に発生する悪臭を消す効果があります。幼虫や成長したサナギは、最終的には良質なタンパク質として魚や鳥のエサになり、消化、酵素分解された家畜糞は、農作物の有機肥料として使用します。