VISION 創業者ビジョン
ムスカの技術は旧ソ連に起源する。ロシアの技術者から種やノウハウを買い付けてきた亡き先代の意志を受け継ぎ、20年以上かけて黙々とイエバエの優性な遺伝子を守り、開発を続けてきたのが、ムスカ創業者、串間充崇(くしまみつたか)である。
創業者の思い
世界人口の急増に伴う食糧危機の可能性が現実味を帯びてきたなかで、われわれとして事業化を急いでいました。そこで研究開発を加速させ、安全性や機能性の検証を進めるなかで、いよいよ事業化ということで2016年末にムスカを立ち上げました。
食糧というものは、すべての基本だと思っています。飢餓がなくなって、みんながお腹いっぱいになれば、紛争だって減るんじゃないかとさえ考えているんです。この技術が社会に活用され、普及していった結果どうなるのか、というイメージが、僕の頭のなかには明確にあるんですよ。楽しそうな人々の姿が目に浮かびます。
私たちムスカは、産業を作ろうとしています。
世の中には一次産業・二次産業・三次産業とありますが、その前に飼料や肥料という、大前提となる市場が存在します。
食のインフラはもちろんのこと、社会のインフラを創る事業にしないといけないと思っています。
このすべての産業の基礎となるベース産業を作るべく、ムスカは世界で最初の昆虫メジャーになろうとしています。イエバエ事業は、そのための最初の事業にすぎません。
イエバエ種の研究開発の完成度は高い状態です。
後は、大型化、事業のスケールアップをすすめることで、人類に貢献できると確信しています。
まずは実証プラント着工に向けて、一点集中突破で、ビジョンの実現に邁進してまいります。
ムスカの成長にご期待ください。
代表取締役串間 充崇